つい見落としがちな道路交通法違反

「横断歩行者等妨害等違反」

「信号機のない横断歩道」で止まるクルマは5台に1台未満!
福岡県内の一時停止率は18.4% JAFは、「信号機のない横断歩道」における歩行者優先について実態調査を実施しました。
福岡県では、福岡市内2箇所で信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象に行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車=一時停止率は18.4%に留まりました。
これは全国平均8.6%(948台/11,019台)を上回ったものの、最も高い長野県の
58.6%には遠くおよばない結果となっています。

横断歩行者等妨害等違反は、車は横断歩道または自転車横断帯に近づいたときは、歩行者、自転車が明らかにいない場合を除き、すぐに停止することができる速度で進行しなければなりません。横断しようとする歩行者等がいたときは、横断歩道等の直前で一時停止して歩行者が優先です。横断歩道が無い交差点も歩行者が横断しているときは、歩行者の通行を妨げてはいけません。これらは全て道路交通法38条で定められています。

違反すると基礎点数は2点、反則金は大型車12千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円。罰則は、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金です。
夜間、先行・対向車がない時は、ライトを上向きにして歩行者などを早く発見できるようにしましょう。横断歩道の手前には、ひし形の道路標示がある箇所もあります。

この道路標示は、『横断歩道又は自転車横断帯あり』です。この道路標示を見かけたら、横断歩道に歩行者や自転車がいないか確認するようにしましょう。
反対車線が渋滞して確認が取りずらい時は、徐行して安全確認をしましょう。

横断歩道に近づいたら・・・
横断しようとする
人がいないか確認!
横断しようとする人や横断中の人がいたら・・・
停止して横断者を通行させる!

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