弊社では、多様性の時代に対応し、ダイバーシティ経営を積極的に推進しています。「ダイバーシティ」とは、多様性を意味し、人種や年齢、性別、国籍、宗教、価値観などさまざまな属性を持つ人々が共存する状態を指します。
近年、運送業界においても「トラガール」たちの活躍が注目され、女性ドライバーの存在がますます重要視されています。また、外国人の受け入れに関しても、特定技能実習生の制度を活用することで、トラックドライバーとしての雇用が可能となり、業界に新たな力が加わることが期待されています。
しかし、業界の未来を考えると、若い世代の人材確保がますます重要になると感じています。業界全体として若年層の参入を増やしていかないと、長期的な発展が難しいと考えています。そのため、弊社では今年から新たに新卒採用に挑戦し、若い力を積極的に取り入れる取り組みを始めました。
今後も、多様性を尊重し、あらゆるバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境を整えていくことで、持続可能な成長を目指してまいります。
目次
女性の活躍
従来、運送業界は男性中心の職場と考えられてきましたが、最近では女性ドライバーや管理職も増えてきました。
例えば、光永さんは、イチ事務員として入社し25年以上、大安で働いてくれていますが、運行管理や衛生管理者の資格を取得したり、コーチングセミナーや女性リーダーシップのことについて学ぶなど、会社にとって、必要不可欠な存在になってくれました。
また、最近は女性ドライバーも活躍しており、1年前は一人しかいなかった女性ドライバーですが、
今では5人にまで増えています。
しかも、今年の4月に新たに立ち上げた苅田営業所のドライバーは全員女性です。
これは、たまたまですが、ここまで揃ってしまったら、このまま女性中心の営業所になっても面白いかなと思っています。これからも、女性が働きやすい環境整備をすすめていきます。
外国人労働者の受け入れについて
国際化が進む日本において、外国人労働者の数が増加しています。運送業界でも、労働力不足を補うために特定技能実習生を受け入れる動きが進んでおり、外国人トラックドライバーの増加が見込まれています。
ただ、特定技能としての実習生の請けいれは、非常に厳しい目で見ています。法律の改正により受け入れの門戸が開かれている以上、見て見ぬふりをするわけにはいきません。そのため、弊社でもさまざまなチャレンジを行っております。過去には倉庫作業員として技能実習生を採用した経験もありますが、その時に、外国人労働者を受け入れる土壌ができていたおかげで、最近では、日本の方と結婚し永住権を持つベトナム人ドライバーであるバンさんを雇用しています。
バンさんは、日本語も流暢で、なんと日本語能力検定N1を取得しているほどです。
仕事においても、既存の日本人ドライバーと同等の働きぶりを見せてくれており、給与も、
差をつけることなく、日本人と同じように支給しています。現場でのコミュニケーションや作業における問題はほとんどなく、社内でも非常に好意的に受け入れられています。
さらに、バンさんがいることで、今後もし外国人労働者が増えた場合でも、彼が通訳としてサポートしてくれることが期待できるので、受け入れ体制も整っていると言えます。もし、外国人労働者を受け入れることになったとしても、彼らの文化や価値観、考え方を理解し、しっかりとサポートしていくことが重要だと感じています。
安易に「安い労働力」としてではなく、大切な仲間として外国人労働者を受け入れ、共に成長していくことで、当社の雇用を守り、より良い未来を築いていく方針です。
改正法の概要(育成就労制度の創設等)
育成就労制度の概要
若年層採用に向けた挑戦
当社では、2025年卒の新卒採用に初めて挑戦し、1名の内定承諾を得ることができました。これに加え、福岡大学の「ベンチャー企業論」に所属する学生の受け入れにも初挑戦しています。学生たちは、10月6日に福岡県トラック協会が主催した「トラックフェス」に登壇し、翌10月7日にはドライバーニューディールアッソシエーション主催の「Tカンファレンス」にも参加して登壇するなど、積極的に運送業界に触れる機会を増やしています。
当社がこのように若年層との接点を増やしている背景には、年々上昇している当社の平均年齢に対する危機感があります。トラック運送業界全体が高齢化しており、これを解消するためには若い世代の力が必要です。若者が何を考え、どのような会社に入社したいと思っているのかを理解し、将来に備えるため、私たちはこれからも若年層の受け入れを積極的に進めていきます。
今後も引き続き若い世代との接点を増やし、彼らの期待に応えられる企業を目指していきます。
福岡大学ベンチャー企業論企業対決2024年9月7日開催動画
ボウリング大会へ今年も大量参加
10月5日に折尾スターレーンにおいて、福岡県トラック協会北九州支部八幡分会主催のボウリング大会が開催され、当社から5チームが参加し大いに盛り上がりました。
参加者の川内さんは入賞し、参加したチームも入賞するなど、好成績を残し、北九州支部主催のボウリング大会への参加を許されました。
このボウリング大会は、毎年この時期に定期開催されております。
今回参加できなかった方で、来年こそはと決意されている方は、早めに事務所まで参加決意表明をよろしくお願いいたします。
Tカンファレンスに社長が登壇
2024年10月7日(月曜日)、東京の大手町三井ホールにて一般社団法人ドライバーニューディールアソシエーション(D.N.A.)が主催する「Tカンファレンス」が開催され、当社の平川社長と福岡大学ベンチャー企業論の学生が登壇しました。
D.N.A.は「運送業界から日本を元気にしたい」という有志が集まり、運送業界の労働環境改善と、トラックドライバーを子供たちの憧れの職業にするために活動している業界団体です。「共に学び、共に成長し、共に走り続ける」という理念の下、各会員が熱い想いを持って運送業界の発展に貢献しています。
今回のTカンファレンスでは、D.N.A.の理念を体現し、運送・物流業界に関わるさまざまなステークホルダー(経営者、サプライヤー、ドライバー、荷主、流通業者)や大学生と共に、業界の未来を語り合い、アップデートすることを目的とした一日が提供されました。当日は約250名の参加者が集まり、大いに盛り上がりました。
平川社長は、カンファレンスの1番手として「エグゼクティブセッション」に登壇し、「運送会社社長が考える未来」というテーマで、ダイバーシティについて約10分間の講演を行いました。講演では、業界の多様性を受け入れ、いかに未来を切り拓いていくかについて、熱く語りました。
また、福岡大学ベンチャー企業論の学生たちは「アイディアソンセッション」にて、大学生が考える10年後の物流・運送におけるロジックシステムについてのプレゼンテーションを行いました。学生たちが描く未来の物流に対する新しい視点は、業界関係者から非常に高い評価を得ました。
このTカンファレンスを通じ、業界全体が未来に向けて一歩前進する場となりました。当社も引き続き、若い世代との接点を大切にし、共に成長していく姿勢を貫いてまいります。