二宮尊徳先生のことば

「足ることを知らず」

夫れ世の中汝らが如き富者にして、皆足る事を知らず。
飽くまで利を貪り、不足を唱うるは、大人のこの湯船の
中に立ちて、屈まずして、湯を肩にかけて、
湯船はなはだ浅し、膝にだも満たずと、罵るが如し。
(『二宮翁夜話』)

「不平不満は身の毒 心の毒」と言われています。「足るを知る者は富者、不足を唱ふる者は貧者」とも言われております。それにしても、尊徳先生の「湯船の中に立ちて屈まずして不足を唱える者」の例え話は、絶妙です。

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