森信三先生のことば

「全一学」とは

西洋の哲学は、人間的知性の極限的発揮ともいえましょう。それに対して東洋の学問というものは、何といっても実践本位です。それ故こうした東・西の学問を融合したものが、今後はどうしても必要だというのが、私の「全一学」の主張なのです。即ち西洋的な全体観も一応そなえるのが、同時に東洋的な脚下の実践をも重視しつつ、これらの両者を動的に把握し統一する学問を――――というわけです。(「不尽方言」)

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