森信三先生のことば

「名・利の念」
 名・利¦¦即ち名誉とか利益とかいうものは、ほんとうは相対的なもの、すなわち真に絶対的なたよりになるものではないにも関わらず、しかもそのことが真に解るためには、われわれ人間は、まさに「死」に近いほどの苦悩を味わいつつ、これらを通過しなければならぬわけです。それゆえ我われ人間は、真実には頼ることの出来ないこの名・利というようなものを、いつまでも絶対視し、そしてそのために生涯苦悩するわけです。   (「幻の講話」)

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