二宮尊徳先生のことば

「人生限りあり」

人と生まれ出でたるうえは、必ず死する物と覚悟する時は、一日活きればすなわち、一日の儲け、一年活きれば一年の益なり。故に本来わが身のもなき物、わが家もなき物と覚悟すれば、あとは百事百般みな儲けなり。
(「二宮翁夜話」)

「天地始終なく、人生生死あり」と言われるように、人生は始め(生)があれば必ず終わり(死)があります。言いかえますと、必ず死の終着をまぬかれぬものであります。これこそ人生最深の真理であります。こうした考え方に立てば、「一日活きれば、一日の儲け」です

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