二宮尊徳先生のことば

「分度を定める」

分を定め、度を立つるは、わが道の本原なり。分定まり度立てば、即ち分外の財生ず。なお井を掘れば即ち湧き水極りなきがごとし。その財僅少なるも、歳々分外に生ずれば、則ち以て国を興し民を安んずべきなり。
(「二宮翁夜話」)

「分度を定め分度を守る」この一理を、尊徳先生はたいへん大事にせられ、復興・改革の中心原理となされました。すべての出費を分内に止めることが出来たら、予測せざる分外の財利を生ずることが出来ると確信をもって言明せられております。

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