二宮尊徳先生のことば「報徳は百行の長」

「報徳は百行の長」

汝よくよく思考せよ。恩を受けて報いざる事おおかるべし。徳を受けて報ぜざる事、少なからざるべし。よく徳を報う者は、従来の栄を後にして、前の丹精を思うが故に、自然幸福を受けて、富貴その身をはなれず。それ報徳は百行の長、万全の先というべし。

(「二宮翁夜話」)

徳とは、一、品性 二、天分 三、善行という三つの意味をもっております。尊徳先生の教えは報徳教育と言われるように、「徳をもって徳に報ずる」道は何より教えの第一とせられました。
そして「報徳は百行の長、万善の先」と仰せられました。

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