二宮尊徳先生のことば

「心田開発」

己に克つは、我が心の田畑に生ずる草をけずり捨て、とり捨て、我が心の米麦を、繁茂さする勤めなり。是を人道という。
論語に「己に克って禮に復る」とあるは此の勤めなり。(「二宮翁夜話」)
尊徳先生が一代かけて尽力下さったのは、「荒地開墾」と「心田開発」であったともいえますが、荒地開墾を通じて、目指したのは「心た開発でありまして、わが心の雑草を刈り取ることを主目的とさられたのであります。

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